撥水性

撥水性

グラスウール製品のなかでも、撥水グラスウールは特に撥水性に優れています。

性能で選ぶなら撥水グラスウール

撥水性

 

撥水グラスウールは繊維の1本1本まで撥水処理を施しているので、通常のグラスウールよりも水をはじきやすく、吸水した水分も速やかに排水します。

幅詰めなどのためにカットしても撥水性能は変わらないため、急な降雨などの場合でも安心してご利用いただけます。 

排水実験

施工状態を模した試験体を作成し、降水を想定して撥水グラスウールに吸水させた後、放置して排水状態を調査しました。

 

排水実験

 

散水中のグラスウール表面の例(右端が撥水グラスウール)

 

湿気対策について

グラスウールの素材であるガラス繊維は、吸湿性を持たない無機質材料であるため素材自体が湿気を吸うことはありません。繊維表面およびバインダー(接着剤)にわずかに水蒸気吸着力があるため、吸湿実験を行った場合には、ごくわずかながら吸湿性を示しますが、それ自体が問題になるようなことはありません。

断熱材施工において問題となる「結露」ですが、これは壁体内等における湿気の滞留に、温度低下が伴った状態になった場合に発生するリスクです。

グラスウール断熱材の施工においては、防湿シートと組み合わせて施工することで室内からの湿気の侵入を防ぎ、湿気の逃げ道となる通気層を設置することで結露を防ぐことが重要となります。
 

「結露の発生を防止する対策に関する基準」を詳しく見る