撥水性
グラスウール製品のなかでも、撥水グラスウールは特に撥水性に優れています。
性能で選ぶなら撥水グラスウール

撥水グラスウールは繊維の1本1本まで撥水処理を施しているので、通常のグラスウールよりも水をはじきやすく、吸水した水分も速やかに排水します。
幅詰めなどのためにカットしても撥水性能は変わらないため、急な降雨などの場合でも安心してご利用いただけます。
湿気対策について
グラスウールの素材であるガラス繊維は、吸湿性を持たない無機質材料であるため素材自体が湿気を吸うことはありません。繊維表面およびバインダー(接着剤)にわずかに水蒸気吸着力があるため、吸湿実験を行った場合には、ごくわずかながら吸湿性を示しますが、それ自体が問題になるようなことはありません。
断熱材施工において問題となる「結露」ですが、これは壁体内等における湿気の滞留に、温度低下が伴った状態になった場合に発生するリスクです。
グラスウール断熱材の施工においては、防湿シートと組み合わせて施工することで室内からの湿気の侵入を防ぎ、湿気の逃げ道となる通気層を設置することで結露を防ぐことが重要となります。
マグ・イゾベールの撥水加工された製品
壁・天井用
耐久性
グラスウールの耐久性について。無機質素材であるグラスウールは環境や経年による変化が少ない、耐久性の高い材料です。築後18年~22年のグラスウールの熱抵抗値を測定した結果、施工当時の基準値と変わらない値だったことから、長期間断熱性能を維持することがわかります。
LCCO2削減
グラスウールは原料の80%以上にリサイクルガラスを使用、使用後も再利用できるため製造から廃棄までに排出するLCCO2(ライフサイクルCO2)量も極めて低く、LCCO2削減効果に優れた素材といえます。
安全性
グラスウールの安全性について。グラスウールは人体に害のない人工繊維で、発がん性のあるアスベストとは全く異なる物質です。国際ガン研究機関(IARC)においてもその安全性が評価されています。グラスウールの安全性について詳しく解説します。
吸音性
多孔質材のグラスウールには優れた吸音性能があります。住宅の吸音対策や体育館やホール等の音響調整用として、壁や天井に施工することで効果を発揮します。グラスウールの吸音性能について詳しく解説します。