不燃性
グラスウールは不燃性のため万一の火災の際も燃えにくく、延焼や類焼を防ぎ住まいに安心をお届けします。
不燃性で万が一の火災の際も安心
グラスウールはガラスを主原料としているため燃えることはありません。
不燃材料として、平成12年 建設省告示第1400号「不燃材料を定める件」において、コンクリートやレンガ等とともにグラスウール板として定められています。
長時間高温にさらされても容易に溶解や変形することがないため、万一の火災の場合にも燃えにくく、延焼や類焼を防ぎ有害ガスや黒煙を発生させるようなこともありません。
不燃性燃焼試験
発泡プラスチック系断熱材であるポリスチレンフォーム、硬質ウレタンフォームと、グラスウールのそれぞれに火を点けて5秒後の燃焼状態を比較したものです。発泡プラスチック系断熱材は溶けたり炎をあげて燃えたりしたのと比べ、グラスウールは焦げるものの燃焼はせず、大きな変化は見られません。
火災発生の際の健康への影響
グラスウールの原料であるガラス繊維は、高温になってもガスや有害物質を発生させることはありません。
しかし、ガラス繊維同士を接着しているバインダー(接着剤)には微量の有機物が含まれているため、火災時の環境によってはガスが発生することがあります。
ただし、グラスウール断熱材に含まれるフェノール樹脂の量はわずかなため、ガスが発生したとしても人体に悪影響はないものと考えられます。念のため、使用初期においては換気を心がけるようにしてください。
低温でくすぶる温度(400℃程度) |
酸素(O2)が不十分なために不完全燃焼となり、一酸化炭素(CO)をはじめとする各種ガスが発生すると考えられます。 |
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高温で燃えている温度(1200℃程度) | 十分に燃焼するため、水(H2O)と二酸化炭素(CO2)に分解されると考えられます。 |