1位作品:SELF MAKING
手作業で物を作ることは、素材やそのライフサイクルを理解するのに役立つ。
環境問題や都市問題に直面している世界では、このような実地体験は、社会と潜在的な解決策への理解を深めることにつながる。
本計画では、セルフメイキングにより、もののサイクルを理解し、環境問題を見つめなおすきっかけとなる。また、セルフメイキングを通し協調することで、より強固で持続的なコミュニティの形成を図る。
芝浦工業大学・建築学専攻 稲上 結実子
芝浦工業大学・建築学専攻 阿部倉 周斗
芝浦工業大学・建築学専攻 鈴木 大翔
指導教員:芝浦工業大学・システム理工学部環境システム学科
教授 田口 博之
講評(伊東審査員長)
全作品のなかで、<SELF MAKING>というテーマに基づく展開、環境問題への配慮(省エネルギー化への工夫)、暮らし方(ライフサイクル)のイメージ等最も具体的でバランスのとれた表現を提案していた。
セルフビルドによる学生の活動を地域の人々と一緒に行うことでコミュニケーションに結びつけ、2つの地域のネットワーク化を目指そうという意図も優れた提案に感じられた。
CHIMILINの改修に関しては、既存建物の改修よりも増築に力を注いでいる。大きなテラスを備えたシェアキッチンやカフェの増築は地域住民に新鮮なコミュニティの場を生み出し、大きな効果をもたらすと考えられる。他のチームにはない斬新な提案であった。
Villefontaineの新築に関しては、まず敷地の高低差を巧みに利用したリニア―な建築の配置が評価される。折り曲げることによって中央部に広場のスペースを生み出していること、またその間を湾曲しつつ通過していく通路、この通路と交叉する建築など巧妙な配置計画によって屋内外の交流する空間が生じて
いる。
これらさまざまな独自の提案に、いかに<SELF MAKING>が関わってくるかをより具体的に示すことができれば、一層優れた作品となるであろう。