Case Study

宇治田原パッシブハウス(京都)

「宇治田原パッシブハウス」は、温暖地である京都府にてパッシブハウスの認定を受けた住宅です。

温熱環境に関してはその数値が示す通り、1年中暑さ寒さの心配は無用のまさに“ファーストクラス“の空間。その快適性は、シンプルでありながらロングライフを実現できる素材や什器によって、これから更に深められていくことでしょう。

 

【設計・施工者様コメント】
当社としましては、初めてパッシブハウス認定を受けた住宅です。

南側に障害物の無い敷地のポテンシャルを活かし、年間暖房需要15kwh/㎡以下を実現しました。パッシブハウスだからといって特別な設備や装置は特に使用しておらず、断熱強化を行った程度で、出来るだけ普段と変わらない仕様構成にしております。

関西エリアの場合、年間暖房需要だけが高いハードルでは無くて、年間冷房需要も手ごわい相手となりますのでその辺りのバランスはとったつもりです。温熱環境に関してはその数値が示す通り、1年中暑さ寒さの心配は無用となってまさに“ファーストクラス”の空間。

その快適性は、シンプルでありながらロングライフを実現できる素材や什器によってこれから更に深められていくことでしょう。

 

仕様構成図・各仕様データ

平面図 

宇治田原パッシブハウス 平面図

 

矩形図 

宇治田原パッシブハウス 矩形図

建物データ

所在地 京都府綴喜郡宇治田原町
工法・規模 木造軸組2階建て
延床面積 112.19m2
竣工 2019年12月
設計 あしづかホーム株式会社
施工 あしづかホーム株式会社

 

性能データ

1次エネルギー消費量(年間) 110kWh/m2
熱損失係数(Q値) 1.1W/m2・K
外皮平均熱貫流率(Ua値) 0.275W/m2・K
相当隙間面積(C値) 0.1cm2/m2

 

断熱仕様

断熱
屋根

高性能グラスウール28K(イゾベールコンフォート  λ33)360mm

外壁

外部付加断熱:フェノールフォーム(イゾベールPFボード λ20) 60mm
         高性能グラスウール28K(イゾベール・コンフォート λ33) 120mm
充填断熱:高性能グラスウール28K(イゾベール・コンフォート λ33) 120mm

基礎 基礎下:ビーズ法ポリスチレンフォーム保温板 A種 特号 50mm
基礎立上:ビーズ法ポリスチレンフォーム保温板 A種 特号 150mm

高性能トリプルガラス木製窓

玄関ドア

木製断熱ドア

シート       調湿気密シート(イゾベール・バリオ)
テープ 気密テープ(イゾベール・バリオKB1)
暖房 エアコン2.8kw
冷房

エアコン2.8kw

給湯

エコキュート

換気

第1種熱交換型

 

設計・施工者より

あしづかホーム株式会社 蘆塚晃久氏

あしづかホーム株式会社 蘆塚晃久氏

パッシブハウス認定となると設計や施工上のハードルが高くなるイメージですが、出来るだけ普段と変わらない内容で建てていく事を心がけました。

ただ外壁の付加断熱はいつもより1層多くなり、グラスウール断熱材「イゾベール・コンフォート」の種類に関しても、普段施工している「λ38」とは異なり「λ33」のハイグレード品を初めて使用しました。使用感はいつもと変わらず施工性も良く、更には調湿気密シートの「イゾベール・バリオ」で気密もしっかりと確保出来ました。

 

あしづかホーム株式会社 ロゴ

設計・施工: あしづかホーム株式会社
https://www.ashizuka.com/