Case Study
京都下鴨エコハウス(M邸)
夏は蒸し暑く、冬は底冷えする京都の気候。
その環境で、1年を通して温度差が少なく快適に暮らせる家を目指しました。
京都市内では、殆どお目にかかれない屋根330mm、壁210mmの高性能グラスウールを施した躯体は迫力があります。その躯体性能を活かし、第1種換気システムと組合せたエアコン1台による全館空調で、温度ムラのない良好な室内空間を実現しました。
仕様構成図・各仕様データ
建物データ
所在地 | 京都府京都市左京区 |
工法・規模 | 木造軸組2階建て |
延床面積 | 101.85m2 |
竣工 | 2016年11月 |
設計・施工 | あしづかホーム株式会社 |
性能データ
1次エネルギー消費量(年間) | 143.25kWh/m2 |
暖房負荷(年間) | 20.02kWh/m2 (最低室温20℃) |
熱損失係数(Q値) | 0.96W/m2・K |
外皮平均熱貫流率(Ua値) | 0.252W/m2・K |
相当隙間面積(C値) | 0.42cm2/m2 |
断熱仕様
屋根 |
高性能グラスウール16K 330mm |
外壁 |
外部付加断熱:高性能グラスウール16K 90mm 充填断熱:高性能グラスウール16K 120mm |
基礎 |
基礎下:ビーズ法ポリスチレンフォーム保温板A種特号 50mm |
窓 |
高性能トリプルガラス木製及び樹脂窓 |
玄関ドア |
木製断熱ドア |
シート | ザバーンBF(タイベック®スマート) |
テープ | マグテープ |
暖房 |
エアコン5.0kw |
冷房 |
エアコン5.0kw |
給湯 |
ガス給湯器 |
換気 |
第1種熱交換型換気 |
設計・施工者より
あしづかホーム株式会社 蘆塚晃久氏
出来るだけ南面に開口部を設けて太陽光の自然エネルギーを取込めるよう工夫しました。ファサードは米杉板を全面に施し、ナチュラルな雰囲気とエコを感じる爽やかさが特徴です。
施工面では、付加断熱のある分厚い壁への窓の取り付け方に気を使い、断熱材で使用した高性能グラスウールの入れ方も隙間が出来ないよう丁寧に行いました。
設計・施工: あしづかホーム株式会社