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弊社は昨年7 月、住宅用グラスウール断熱材の増産を目的とする津工場(三重県津市)の建設を発表いたしましたが、今般、市場の動向に応じた下記の理由により、建設を1 年程延期し、2015 年をめどに操業を開始する予定となりましたのでお知らせいたします。
記
延期の理由
弊社では、国土交通省・経済産業省・環境省が合同で設置する「低炭素社会に向けた住まいと住まい方推進会議」における、2020 年度までにすべての新築住宅・建築物を対象に省エネルギー基準への適合を義務付ける方針に合わせ、省エネ基準適合住宅の普及率が急激に上昇した場合の断熱需要に備えて、新工場の建設を決定し、操業開始を2014 年半ばと定めておりました。
しかしながら、現時点で省エネ基準適合住宅普及に伴う断熱材の需要拡大は進んでおらず、需要の上昇は今後も比較的緩やかなものであると思われます。津工場の操業は今後の需要の上昇を鑑み、また、既存工場の生産能力を考慮した結果、計画を1 年程延期し
2015 年から操業することにいたしました。
なお、津工場の操業開始までの期間の断熱材需要に関しましては、弊社の既存2 工場(明野・土浦)*で対応させていただきます。
弊社では、政府の上記方針により増加するであろう断熱材需要にお応えするため、さらに、日本の住宅・建築物の断熱性能の強化とそれによる省エネ社会実現に貢献するため、津工場の建設は必要不可欠なものと考えており、今後も継続して建設準備に取り組んで
まいります。また、延期する1 年間を、更なる高性能・高品質な断熱材の生産を実現するための研究開発期間として捉え、努力する所存です。
(*)弊社の既存の工場に関しましては、設備投資により継続的に生産能力を増強させております。

建設準備中のマグ・イゾベール津工場の模型 (外壁の色や細かい点は、実際とは異なる場合がございます。)