Vol.15 :ホームラボ

Vol.15 :ホームラボ

福岡県久留米市を中心に、100年暮らせる高断熱・高気密住宅に取り組んでいらっしゃる「ホームラボ」様に、マグ・イゾベール製品を採用されている理由を伺いました。

 

ユーザーボイス

Q1: マグ・イゾベールを採用した理由を教えて頂けますか。

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A.そもそも高断熱住宅に取組み始めたのは、創業前後の時期に、猛吹雪で寒い日に高断熱住宅を見学したことがきっかけでした。それまで「冬は家の中でも寒いのは当たり前」と認識していましたが、見学した高断熱住宅は、外は極寒にも拘わらず、家の中に入ると心地よい暖かさに包まれ衝撃を受けました。自分もこのような住宅作りたい、と強く想い、「断熱」について意識をするようになりました。

当時は高断熱住宅を建てる工務店は少なく、防湿フィルム無しの断熱材は一般的ではなかったため入手は難しい状況でしたが、マグ・イゾベールは20年前からフィルム無し断熱材を在庫し、ラインナップが揃っていました。欲しいものが入手できる便利さから、マグ・イゾベールを採用するようになりました。

担当営業の方も断熱材についての知識が深く、より快適な室内空間づくりのための提案をいただきました。グラスウールは施工状態によって発揮できる性能が異なってくる事、性能を発揮されるための正しい施工方法についてアドバイスをいただき、当社でも現場で意識して施工するようにしています。このようなサポートの手厚さも、マグ・イゾベールを採用して続けている理由ですね。

Q2:イゾベール・コンフォートを採用した理由を教えていただけますか?

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A. 当社は100年暮らせる住宅を目標に、「長期優良住宅」の基準に対応している家づくりを行っております。そのため、建材の選定の際は長く安定して発揮する性能、万が一の地震や災害に強い安全性、そしてコストパフォーマンスを基準にしております。イゾベール・コンフォートはこの全てを満たしている断熱材であるため、採用しております。

まず断熱性能ですが、イゾベール・コンフォートはλ35、λ38の高性能断熱材のラインナップがあるため、付加断熱も合せると当社の標準仕様であるUa値0.34を達成することが可能です。断熱材によっては経年で初期の性能値から劣化してしまうものもありますが、グラスウールは時間が経っても性能が落ちません。地震がきても追従性があるのため隙間が空くことなく、シロアリによる食害もないため、築後何年経っても性能が変わらない安定感があります。

創業時に建てた築20年以上のお客様からは、建てたときから今に至るまでずっと快適だというお声もいただいており、嬉しい限りです。またグラスウールは不燃材として認められており、火災の際にガスが発生しないので安心して使用することができます。これらの特長を持つイゾベール・コンフォートは同じ熱抵抗値の他素材と比較すると、断然コストパフォーマンスに優れています。同じ性能値であれば、よりお客様に提供しやすい価格の方が良いです。

グラスウール断熱材には防湿フィルム付きの断熱材もありますが、イゾベール・コンフォートは防湿層が付いておらず、細部まで隙間なく理想的な施工ができるので、こだわりを持って採用しています。

Q3:施工者の声

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A.パネル工法を使用を始めた当初よりグラスウールは使用していますが、カットしやすく伸縮性もあるので、スムーズかつ隙間なくパネル内に充填できます。発泡系の硬い素材だと柱との間に隙間が生じることもあると思うのですが、グラスウールは柱の寸法に追従して膨らむので、しっかり断熱材が入っていることを実感できます。

以前はグラスウール断熱材というとチクチクする、というイメージが強かったのですが自然由来のバインダーを使っているイゾベール・コンフォートは手触りも良く、飛散が少ないのでぐんと施工がしやすくなった印象です。

Q4:最後に、今後の家づくりについて、何かあればお聞かせください。

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A.今年の10月に等級7が制定されて、ようやく世界と同等の断熱レベルになってきました。当社は創業時より約20年間、良い性能の住宅を経てることを目指してきましたが、
義務化の目途が立ち、ゴールがきたという気持ちがあります。

上位断熱性能の断熱レベルの住宅が今後のスタンダードになってくるとすると、これから建つ住宅は「100年後」も使える住宅になるのではないでしょうか。そうすると100年後の人にも良いと思ってもらえるようなデザイン、使い勝手、家に対する哲学を付けていかないといけないですね。

現在の日本における住宅の資産価値は、新築時がピークで時が経つほど減少してしまいます。日本で住宅を建てることはリスクが大きく、本当に幸せなことだろうかと悩んでいました。3世代に渡って暮らせる100年以上長持ちする家を作れば、単純に一世代の負担は1/3になります。一方で家を建てたときの価値で売ることができれば、家を建てることのリスクは軽減できます。性能とデザインともに100年先を見据えた家づくりを行っていくことが大切な要素だと考えるようになりました。

そのような考えから、私たちは「愛され続ける家でまちと家族を豊かにする」というコンセプトを掲げ、「Long life Design」「自立循環型」「積層強度」の3つの項目を満たす家づくりを自らに課しました。また100年以上長持ちする家をつくるために、その家を維持・管理していくためのシステムづくりにも取り組んでおり社団法人住宅管理・ストック推進協会を立ち上げ、全国の仲間たちとともに「ストック循環型社会の実現」を目指しています。

取材協力

・株式会社ホームラボ様(福岡県久留米市)
ウエブサイト: (https://www.homelabo.com/)