Vol.10 :イゾベール・シリーズを適材適所で使い分け、最適な提案を実現

Vol.10 :イゾベール・シリーズを適材適所で使い分け、最適な提案を実現

静岡県浜松市を中心に、デザイン性を備えた省エネ住宅に取り組む「関島貴浩設計事務所」様に、イゾベール・スタンダード、イゾベール・コンフォート、イゾベール・バリオをご使用いただいた感想を伺いました。

 

ユーザーボイス

Q1.今回、「イゾベール」シリーズを採用した理由を教えていただけますか。

イゾベールユーザーボイス10 01

 

A. 私は小学生の時から建築士を目指していて、特にデザインを極めたいと思い最初は意匠系の設計事務所で働き始めました。その後、様々な会社で経験を積み、5年ほど前に独立して、現在の設計事務所を設立しました。

 そのころから、デザイン性だけでなく、建物の省エネ性や快適性のことも詳しく勉強し始め、大工さんに施工のことを教えてもらい、またメーカーさんには断熱材や気密のことなど、いろいろと教えて頂きました。

住宅を設計する上で楽しさでもあり難しさでもあることは、お施主様のさまざまな希望をくみ取り、さまざまな制約条件の中で、最適解を見つけることです。その際に、断熱材に関しても、費用・性能を含めていろいろな商品を知って提案できるようにしたかったので、今回はマグ・イゾベールさんが推奨する断熱・気密の商品をいくつか使い分けて採用してみました。

 

ユーザーボイス10 エクストラセーフ施工

 

A. 今回の物件は、住居部分と設計事務所が共存する建物だったので、住居側と設計事務所側とで使用する商品を分けてみました。住居側には、防湿層付きの高性能グラスウール「イゾベール・スタンダード」を使用しました。

事務所側には、防湿層なしの高性能グラスウール「イゾベール・コンフォート」と、調湿気密シート「イゾベール・バリオ」を使用しました。

イゾベール・スタンダードは主に省エネ基準レベルの住宅向け用として提案し、イゾベール・コンフォートとバリオは高断熱・高気密住宅を希望されるお施主様向けの提案商品として分けようと考えています。

Q2.「イゾベール・スタンダード」を使った率直な感想をお聞かせください。

ユーザーボイス10 イゾベール・スタンダードの施工

 

A. 断熱施工に関しては、私自身が直接施工をしているわけではないので何とも言えませんが、普段からマグ・イゾベールさんの方で工務店さん・大工さんに施工指導して頂いていたので、安心して大工さんに任せることができました。

実際、施工後の状況を見ても、きれいに施工されているので安心しました。

Q3. 「イゾベール・コンフォート」「イゾベール・バリオ」を使った率直な感想をお聞かせください。

ユーザーボイス10 イゾベール・コンフォート&バリオの施工

 

A.イゾベール・コンフォートは防湿層がないので、断熱材を入れたときに、柱の間にしっかりと断熱材が入っているのがよくわかるのが良いですね施工に関しても筋交い等の細かな処理が必要な場合も、防湿フィルムがないので施工しやすかったとのことです。

 

ユーザーボイス10 イゾベール・バリオのデザイン

 

イゾベール・バリオに関しては、見た目がかっこいいのが良いですね。グリッド線が入っているので施工しやすそうですし、貫通部用の円のデザインも面白いですね。

 

ユーザーボイス10 イゾベール・バリオのデザイン2

 

あと機能的な点で言うと、浜松地域は海に面しているので、梅雨時から夏場にかけては外気の湿度が非常に高くなり、壁内での夏型結露のリスクが高くなるので、イゾベール・バリオの調湿機能があると設計者としては非常に安心します。 

Q4. その他に何かこだわりたい点はありますか

ユーザーボイス10 設計する上でのこだわり

 

A. 住宅を高断熱化すると、外部からの音の侵入が少なくなり静かになるので、その分室内で発生する音が非常に気になるようになります。例えば、2階を歩く音が気になったり、物を落とした音が1階に響いたりすることがありますので、床の遮音性能をより高める必要も出てくると思います。

マグ・イゾベールさんが提供している塗る遮音材「グリーングルー」などは、次回の物件で試してみたいと思っています。より快適な空間をつくるためにも、音環境にもこだわっていきたいと思っています。

Q5.最後に、今後の家づくりについて、何かありましたらお聞かせください。

イゾベールユーザーボイス10 ユーザーボイス画像008

 

 

A. 政府が昨年発表した「2050年カーボンニュートラルの実現」が示すように、今後ますます省エネ住宅が求められるようになる中で、単に省エネ性能が高い住宅ということではなく、デザイン性や快適性もしっかり兼ね備えた住宅づくりに取り組みたいと思っています。 

 

ユーザーボイス10 1階室内俯瞰

 

また、お施主様が安心して住める家を提案できるようになるためにも、現場の作業、断熱、気密、結露、換気、音環境、日射取得などついて徹底的に研究し、お施主様にわかりやすく説明できるようになりたいと思います。 

取材協力

◆関島貴浩設計事務所様(静岡県浜松市)

 ウェブサイト:http://sekijima-design.com