マルチ･コンフォート･ハウスの室内空気環境

パッシブハウスの認定基準（一次エネルギー消費量、冷暖房負荷、気密性能）を満たすだけでなく、空気環境に対する快適性にも配慮しているのは、マルチ・コンフォート・ハウスの優れた特徴のひとつです。

マルチ・コンフォート・ハウスにはパッシブハウスの認定基準にはない「空気」に関する厳しい基準を設けており、条件を満たした室内空気環境を実現するためのプランニングを行います。そこで欠かせないのが「換気システム」です。

気密化された住宅では、換気システムで計画的に換気を行うことにより、新鮮な空気の供給、調湿、室内温度の均一化を実現します。

換気が行われないと空気のよどみが生じるだけでなく、室内の湿気が結露となり、建物の劣化やカビ・ダニの発生、埃や有害物質による人体への影響など様々なトラブルの原因となります。

クリーンで快適な室内空気環境をつくるためには、高い気密性を確保した上で、室内の換気をコントロールする必要があります。

花粉症や黄砂、ＰＭ2.5など、外気による健康リスクは高まっています。

しかし、ただ気密化しただけでは、密閉された空間で人の呼気による二酸化炭素濃度が上昇するだけでなく、室内の汚れた空気や水蒸気等も排出できなくなってしまいます。

健康リスクの原因となる物質の侵入を防ぎ、新鮮な空気を室内に循環させるためには、高いレベルの気密とコントロールされた換気が必要なのです。

マルチ・コンフォート・ハウスは、気密性を高めるとともに、換気システムで効率よく計画的に換気を行える住まいです。

換気システムで常に必要量の新鮮な空気を取り入れ、汚れた空気をすみやかに排出し、理想的な室内空気経路を設計することで無駄のない経済的な換気を実現しています。

また空気の鮮度が保たれることにより、安全で健康的な室内環境づくりを実現します。

マグ･イゾベールは、ドイツのパッシブハウス研究所と10年以上共同で商品開発を行っています。設計・施工・分析まで、マグ･イゾベールがマルチ･コンフォート･ハウスをトータルサポート。

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